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2013年6月15日土曜日

〔民話〕沖縄版「浦島太郎」では玉手箱から噴出した白煙を浴びた直後に浦島太郎が急死している

浦島太郎に登場するアイテム「玉手箱」と原子炉の相似点。

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☆浦島太郎

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%A6%E5%B3%B6%E5%A4%AA%E9%83%8E

漁師の浦島太郎は、子供達が亀をいじめているところに遭遇する。太郎が亀を助けると、亀は礼として太郎を竜宮城に連れて行く。竜宮城では乙姫(一説には東海竜王の娘:竜女)が太郎を歓待する。しばらくして太郎が帰る意思を伝えると、乙姫は「決して開けてはならない」としつつ玉手箱を渡す。太郎が亀に連れられ浜に帰ると、太郎が知っている人は誰もいない。

太郎が玉手箱を開けると、中から煙が発生し、煙を浴びた太郎は老人の姿に変化する。浦島太郎が竜宮城で過ごした日々は数日だったが、地上ではずいぶん長い年月が経っていた。

亀の返礼は浦島太郎に対し短期的な快楽と引き換えに生まれ育った家庭やコミュニティの人間関係を全て失わせ、かつ (玉手箱の中身を見たいという) 知的好奇心を抑制できなかったことによる因果応報の形式をとりながら、人生経験を積むことなく瞬時の肉体的な老化を経験させられた上で完全な孤独状態で別世界に放り出されることをもたらす結果に終わっている。

苛められている亀を救うという浦島太郎の善行は結果的に自身に不幸を招くことになり、お伽噺として不合理な教訓をもたらすことになっている。



沖縄に伝わる話:
本土のものと若干道具立てが異なる。

昔、南風原間切与那覇村に正直者の漁師が居て、ある日与那原の浜で髢(かもじ。髪の毛)を拾った。探している娘を見つけて渡すと感謝され、竜宮に招待したいと言う。漁師が娘と一緒に歩くと海が二つに割れて道が開け、竜宮に通じていた。娘は乙姫と素性を明かし、漁師は竜宮で歓待の日々を過ごすこととなる。三ヵ月ほど経つと漁師は故郷が恋しくなり、娘から紙包みを渡されるが「開けないように」と念を押される。やがて漁師が郷里に帰り着くと辺りは変わり果て、人間でおよそ三十三代かかるほどの年月が経っていた。漁師は開けるなと言われた紙包みを開いたが、中には髢が一束入っているのみで煙が沸き立ち、彼は白髪の老爺と化して倒れ死んだ。地元の者が老爺に敬意を払い墓を建て祀ったのが、穏作根嶽(うさんにだき)であるという。



《ヤブロコフ報告書より》

第2章第4節 チェルノブイリ大惨事の影響で加速する老化

http://chernobyl25.blogspot.jp/2012/03/4.html

1. ベラルーシの、チェルノブイリの放射性降下物によって重度に汚染された地域ではどこでも、そこに住む子どもは老人に特徴的な疾病群の徴候を示している(Nesterenko, 1996; and many others)。

11. リクビダートルの生物学的時間が加速している証拠は、血圧の体内概日リズム(注:睡眠、摂食、ホルモン分泌、血圧などが約24時間周期で変動すること)が短縮していることで示される。

やきとりのいない八月

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