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2013年7月13日土曜日

【医学的根拠】福島の子供12人が甲状腺癌となった原因はやはり「原発事故」である可能性が高い

71 名前:地震雷火事名無し(新疆ウイグル自治区)
投稿日:2013/07/06(土) 00:49:04.46 ID:4TUOQ+p70

被曝由来の小児甲状腺癌には臨床的に有意な特徴が2点あります。

これは、チェルノブイリ(被曝群)と、イタリア・フランス(自然発症群)を比較した以下論文で記述されています
(ミンスク国立医科大学デミデック教授)。

(注:PDF)
http://cdn.intechopen.com/pdfs/33333/InTech-Papillary_thyroid_cancer_in_childhood_and_adolescence_with_specific_consideration_of_patients_after_radiation_exposure.pdf


① 被曝由来の小児甲状腺癌では、被曝なしのそれよりも、男子の性比率が有意に高い(男女比率はベラルーシで1対1.6、伊・仏では1対2.5)。つまり、被曝影響は男女に対して平等に作用するため、チェルノブイリでは男性比率が高くなっている。

② 伊・仏では甲状腺濾胞癌の比率が高く(15.2%)、乳頭がんの比率が低い。ベラルーシでは圧倒的に乳頭がんが多く(95%)、濾胞癌はほとんど発症例がない。この病理学的相違は、放射線被ばくに伴うDNA二重螺旋の切断が生み出す結果で、乳頭がんに特徴的なものである(濾胞癌にはこのメカニズムは働いていない)。




527 名前:地震雷火事名無し(千葉県)
投稿日:2013/07/11(木) 22:05:00.62 ID:ZLQ/N9/f0

被曝由来の甲状腺癌は、「乳頭がん比率が高い」とされています

ちなみに、福島では悪性が確定している12名はすべて乳頭がんです(100%)。

(注:PDF)
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/250605siryou2.pdf


【被曝グループの乳頭がん比率】

福島=100%
ベラルーシ=95%



【被曝なし集団の乳頭がん比率】

日本(3.11前)=87%
仏・伊=84.8%
延世大学=84.7%


福島の「乳頭がん比率=100%」というのは、かなり顕著です。

福島の甲状腺癌が「被曝由来」であることは、この点でも裏付けられます。
少なくともそれを否定する根拠は、現状ではありません。




528 名前:地震雷火事名無し(千葉県)
投稿日:2013/07/11(木) 22:14:52.15 ID:ZLQ/N9/f0

「被曝由来の甲状腺癌=乳頭がんの比率が高い」
という図式は、結構いろいろな論文で指摘されています。

たとえば、トルコではチェルノブイリ後に乳頭がんの比率が有意に高くなり、被曝影響の可能性がある
と分析する論文があります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22766893


【訳】
チェルノブイリのフォールアウトの影響を受けた期間において、ヨウ素不足地域では、甲状腺乳頭がんの発症数が増加し、濾胞癌および未分化癌の発症数が減少していることが示されている。

We showed that incidence of papillary TC increased and incidences of follicular and anaplastic TC decreased in a period
that might be affected by Chernobyl fallout in a moderately iodine deficient area.



529 名前:地震雷火事名無し(千葉県)
投稿日:2013/07/11(木) 22:22:52.27 ID:ZLQ/N9/f0

さらに、チェルノブイリ事故後のギリシアでも、1987~1991年の間に甲状腺乳頭がんが3倍に増加しています。
アメリカでも、チェルノブイリ事故を契機に、乳頭癌の比率が10万人対3人から10万人対7人へと増加しています
(同時期、濾胞癌は10万対1人と一定を保っています。以下 p. 174, Fig. 6.16)。
(注:PDF)
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf


【訳】
アメリカでは、1988年から女性の乳頭癌がかなりはっきりと増加を示している。
これは、部分的にはチェルノブイリのフォールアウトの影響として説明できるかもしれない。
In the United States, from 1988 there was a marked increase in papillary thyroid cancer incidence in women,
which may partly be explained by Chernobyl radiation.



530 名前:地震雷火事名無し(千葉県)
投稿日:2013/07/11(木) 22:25:38.58 ID:ZLQ/N9/f0

福島では「乳頭がん率=100%」です。男女比だけでなく、乳頭がん比率も「異常」です。

サンプルが12名と少ないので確定的なことは言えませんが、
「被曝とは無関係」と言える根拠はゼロです。



531 名前:地震雷火事名無し(千葉県)
投稿日:2013/07/11(木) 22:35:50.96 ID:ZLQ/N9/f0

通常、自然発生の小児甲状腺癌の「乳頭がん比率」は85%です
(>527)。

福島の甲状腺癌が「被曝とは無関係」なら、
乳頭がんは12人×0.85=10.02名となるはずです。

つまり、10名が乳頭がん、2名が濾胞癌となるはずです。
しかし、12名全員が乳頭癌です。

もし「元からあった癌をスクリーニングで拾っただけ」なら、
性比=1対3、乳頭がん比率=85%で拾われるはずです。

しかし、男女比だけでなく、乳頭癌比率までも「自然発生の率」とはズレて拾われています。
おかしなことばかりです。




532 名前:地震雷火事名無し(千葉県)
投稿日:2013/07/11(木) 22:47:27.52 ID:ZLQ/N9/f0

まとめます

自然発生の男女比=1対3人(平均15才)
福島の男女比=1対0.78%(平均15才)

自然発生の小児乳頭がん比率=85%
福島の小児乳頭がん比率=100%

「元からある自然発生の癌を拾っている」なら、こんなズレは生まれません。

はっきり言いましょう。
福島の小児甲状腺癌は、原発事故で生まれたもんです。

以上

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