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2014年10月7日火曜日

【内部被曝】原子力規制委員会の委員長が「食品の放射性基準」の緩和(改悪)に意欲

[tags]原子力規制委員会。田中俊一。


☆規制委発足2年 委員長「科学的判断を貫く」
(河北新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141007-00010004-khks-pol

https://web.archive.org/web/20141007063931/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141007-00010004-khks-pol

-食品の放射性セシウム濃度基準も他国と開きがある。

「一般食品は1キログラム当たり100ベクレル以下だが、欧米では1000ベクレル超の基準。国際会議などで『日本の基準は低すぎる』と言われたこともある。日本の防護基準を国際的なレベルに見直す議論はすぐにはできないが、いずれしなければならない」




《数字のトリック》

☆NHKが示す 日本500ベクレル 米国1200ベクレルのトリック
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/713.html
投稿者 Chick 日時 2011 年 10 月 23 日


食品の安心云々という番組で紹介された基準値は、チェルノブイリ事故のあと、各国が輸入食品の規制のために作った基準値です。

緊急時の輸入食品に適用されること、各国で国民が摂取する輸入食品の割合が異なることなどを考慮しないと、直接この値を比較しても意味がありません。

ちなみに、1986以降、米国は国民の輸入食品の摂取割合を10%、日本は35%としてそれぞれ決められており、セシウム134と137の合計で、米国1200ベクレル/kg、日本421ベクレル/kg(最終的にEUの値等を参考に370を採用)と算定されていました。

つまり、100%汚染食品だけを食べたとすると、米国1200ベクレル/kgは120ベクレル/kgにする必要があり、日本の算定値421ベクレル/kgも120ベクレル/kgとなってまったく等しくなることがわかります。両国の基準値が異なるのは、輸入食品の摂取割合に応じて、同じ汚染度の輸入食品を食べたとして、同じ摂取量になるように決まっているだけです。

現在、その時と同じ考えで暫定値を設定すると、もし、輸入食品(35%)が汚染されておらず、国内の食品(65%)が汚染されているとすれば、184ベクレル/kgとしなければならないわけです。輸入食品もそれなりに汚染されている恐れがあるなら、もっと厳しくしなければならないことになります。

NHKは、このような事実を隠し、あたかも500が1200に比べて低いから問題ないのだと見せかけ、ウソをついて国民をだます放送局であるということになります。  

                ↓

02. 2011年10月23日 22:14:55: pEgCpfCxXY

ECRRのバズビーが述べたように、そもそも原発事故時の基準値なるものが出荷目的であることに留意すべきです。市民の、子どもの健康目的ではないんです。
政府がいおうが流通業者や農家がいおうが、目的は同じです。
事実こちらをご覧下さい。これが流通業者のあり方のたぶん、典型でした。
http://www.s-osaka.coop/modules/bulletin1/index.php?page=article&storyid=410
たとえば、37ベクレル/kgという自主基準は、それだって子どもの身体にはきつい値であるにもかかわらず、「生産者との連携・連帯の維持」名目に度外視され、国の根拠なく決めた高すぎる暫定基準の順守が合意されてしまったのです。
生産者保護か、それとも子どもの保護か、という二者択一に結論はありません。
どちらも無視できませんから。
とまれ、基準値なるものがそういうたちの悪いものであることがわかれば、問題は、個々の食品汚染度と、体内摂取時の汚染度なわけですから、計測しながら低い値のものを食べるに越したことはないのですし、
摂取されたセシウムをなるべく排出していく小さな工夫をするのがいいようです。
確認しておくと、基準値なるものはどんな値であっても、健康を保障するものではないんです。



03. 2011年10月23日 23:20:17: pEgCpfCxXY
基準値設定のながれについて、
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/714.html
のコメント01さんがまとめているようです。



17. Chick 2011年10月25日 15:57:17: MTL9HdVknmH.A : EW1g0zw8tk

米国がチェルノブイリ事故に対応して1998年に決めた輸入食品の暫定基準1200Bq/kgは、FDAの資料
(注:Supporting Document for Guidance Levels for Radionuclides in Domestic and Imported Foods)
http://www.fda.gov/Food/FoodborneIllnessContaminants/ChemicalContaminants/ucm078341.htm
を読み返したところ、輸入食品の摂取割合10%をさらに3倍して30%とした時の値であることが判りましたので訂正します。

また、「100%汚染食品だけを食べたとすると・・・」以下の部分が判りにくいとの意見を頂きましたので、NHKに対する論点を以下のように再整理しました。

多くの人が、NHKは、日本の基準値500Bq/kgが、米国の基準値1200Bq/kgに比べて十分低いかのように印象付けようとしていると認識している。

1.摂取率の低い輸入食品に対する暫定規制値を国内食品の暫定基準値と比較しており、基本的に誤りである。

2.チェルノブイリ事故に対する輸入食品の暫定基準値は、摂取率35%として370Bq/kgであったから、そのまま輸入食品の摂取率と国内食品の摂取率を逆転させて考えたとして、370×35/65=200Bq/kgでチェルノブイリ事故の際の暫定基準値と同等の扱いになる。(現在の輸入食品の放射性物質濃度が福島事故前の国内食品と同等に汚染されていなければ)

3.米国と比較するなら、事故から7ヵ月余を経過していることからも、米国の国内の基準値170Bq/kgと比較するべきではないか。

4.日本の輸入食品の基準値が370Bq/kgであるから、500Bq/kgはその値をも上回っている。



83. 2012年4月03日 13:25:02 : SZQ51rL8Oo
NHKは、数日前にも(9時のニュースだったと思う)
4月から国の基準値が変更のニュースの中で、
他国の基準と比較しながら、「如何に日本の基準が外国よりずっと厳しいか」
をアピールしてました。
私自身「おや?」っと思ったのではっきりと記憶してます。
この記事で説明して下さっている「国により輸入食品の摂取割合の設定が異なる」ということならば、定義が異なる数字を比較しても意味がないわけですよね。
NHKは確信犯なのでしょう。恐ろしい。

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