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2013年3月29日金曜日

【疑惑の発表】弘前・甲府・長崎の子供の「甲状腺の検査」結果が発表されたが不審


☆県外3市、年齢別も福島と同様=子どもの甲状腺検査-環境省
(時事通信)

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2013032900602

http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/896.html

環境省は29日、東京電力福島第1原発事故を受けて福島県の子どもとの比較のため実施した、青森県弘前市、甲府市、長崎市の子どもの甲状腺調査について、年齢別の結果を公表した。5ミリ以下のしこりなどがある子どもは3~5歳で約3割、6歳以上で6割弱で、福島県での検査結果と「ほぼ同様だった」と分析している。

       

☆福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果について
(お知らせ) 
平成25年3月29日 環境省

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16520

http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/898.html

環境省では、福島県が行う県民健康管理調査の甲状腺検査において、約40%の方で小さなのう胞等の所見を認めている(いわゆるA2判定)ことを踏まえ、平成24年度事業において福島県外3県の一定数の方に甲状腺の超音波検査を行いましたので、その結果について報告いたします。

                ↓

07. 2013年3月29日 18:54:49 : FfzzRIbxkp
福島県に限らず、日本の子供たちは甲状腺にのう胞ができやすいなら、その原因を調べないといけないよね。
ひょっとしたら、日本人は被ばく線量をもっともっとずーーーっと下げないと、被ばくによる健康障害が起きやすいのではないかという発見かもしれません。



08. 2013年3月29日 19:08:14 : d1INYqu1to

山下が調査した2000年初頭の長崎県のデータでは、7~14歳の子供250人中
Goiter(甲状腺全体の腫大のみ): 4人
5mm以上の結節: 0人
癌: 0人
嚢胞様変性(cystic degeneration)と単発の甲状腺嚢胞(single thyroid cyst): 2人

となっており、最後の2人を嚢胞と見做せば、その割合は

2/250 = 0.008

で0.8%だ。

一方

(2)調査対象地域別 概要
http://www.env.go.jp/houdou/hgazou/16520/2039.gif

によると、長崎県のA1判定以外の割合は

(582+8+0)/1369 ≒ 0.431

で約43.1%だ。(この43.1%には嚢胞だけでなく結節も含まれている)

「2000年初頭」と「平成24年11月~平成25年3月」で、何故これほど差があるのか?


小児甲状腺がんは全国的規模に拡大を示唆する論文が公表
http://sakuradorf.dtiblog.com/blog-entry-393.html

によれば「アメリカ西海岸地域(5州)で2011年3月17日から同年12月31日までに生まれた新生児の甲状腺不全率はその前年の同時期に較べて16%増加した」そうであるから、日本には最早まともな対照群がないのかもしれない。




10. 2013年3月29日 19:42:29 : dzBBmDlhOs

ジャネット・シャーマン医師によるアメリカ西海岸5州での甲状腺機能低下症(hypothryoidism)の増加という報告を見る限り、「日本にまともな対照群がいない」という見解は、正しいと思います。
通常、子どもの57%に甲状腺病変(充実性病変やのう胞性病変)が見つかるというのは、それ自体で異常なことです。かりにこれが科学的に妥当な手続きを経た結果であるならば、日本の子どもたちの多くは甲状腺疾患のハイリスク・グループに属すると診断されます。子どもたちは甲状腺ガンだけでなく、橋本病(自己免疫性甲状腺炎)やグレイブス病(甲状腺免疫亢進症)のリスクを負っていることになります。実際に、チェルノブイリでも、ベラルーシの医師はこうした様々な甲状腺疾患の増大に危機感を表明しています(以下参照)。

Maria Ankudovich, a doctor in Minsk, reported that irradiation could not only cuase thryoid cancer, but much more often, swellings in the thyroid gland, various types of autoimmune thryoiditis and hypothryoidism. Due to the changed normonal status of children with an irradiated gland, there is a growing risk of dysfunctions and defective development amongst children and adolescents.

IPPNW, Healths Effects of Chernobyl, p. 46.

今日の環境省の発表ですが、以下のように考えることができるかもしれません。

(1)福島よりも病変保有率が高くなるような検査基準で対照群検査は実施した(操作された疫学調査)。(2)他方で、青森や山梨、長崎でも被曝影響が有意に見られ、それが今回の結果にも反映された(被曝影響の広範性が認識された調査)。

(1)については、放射線履歴が甲状腺病変を増大させることは甲状腺医学では常識の部類に入ります。よって福島の病変保有率が一番低いという結果は、明らかに恣意的な検査基準によって生まれた結果である(つまり誤魔化しの結果である)と考えられます。

ただし、(2)については、検査対象となった青森、山梨、長崎でも有意に被曝影響が確認されたというある程度信憑性のある結果のようにも思われます。

いずれにしても、福島と同じ検査基準で行ったとされる以上、福島健康管理検査の発表基準と同じデーターを公表する義務が環境省にはあります。

環境省に圧力をかけて、未公表のたくさんのデーターや検査手続き情報について開示を求める必要があります。




☆福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果の深刻さ
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/899.html
投稿者 taked4700 日時 2013 年 3 月 29 日 19:42

福島県外3県における甲状腺有所見率調査結果の深刻さ

 3月29日の午後5時ごろにやっと発表された詳細データはかなり深刻な結果を示している。それは結節の認めたものの内容だ。5.1㎜以上が44人で1.0%、5.0㎜以下が28人で0.6%だったからだ。B判定は結節のみでのう胞では出ていないので今回発表になったデータだけでもある程度福島県のデータと比較が可能だ。

 福島県の平成24年度検査結果では結節5.0㎜以下は0.4%だ。5.1㎜以上は0.6%となっている。長崎や山梨、青森の結果では、結節5.0㎜以下は0.6%であり、5.1㎜以上は1.0%だ。これは両方とも福島の結果を上回っている。福島での結果と比べて、5.0㎜以下は50%も多く、5.1㎜以上に至っては67%も多いのだ。

 今回、都市別のデータも出てきている。次のようなものだ。

         A1       A2        B
弘前市:   41.1%     57.6%      1.3%
甲府市:   29.5%     69.4%      1.1%
長崎市:   56.9%     42.5%      0.6%

 福島県の平成24年度の結果はつぎのようになる。

         A1       A2        B
福島県:   99.0%     0.4%      0.6%

 一見してこれはおかしいと気が付くだろう。A1、つまり、結節を認めなかった割合が福島県では99.0%となっているのに対し、弘前市などでは最も良い結果であった長崎でも57%程度なのだ。甲府に至っては3分の1以下の30%弱だ。福島県での甲状腺検査はソナーを1分もあてない、数十秒しか当てないという。だから、そばで見守っている保護者の方からそんな短い時間でちゃんと見れているのかという疑問が出されている。更に、ソナー検査結果の画像のプリントアウトを渡してもらえない。通常はその場でプリントアウトしたものを手渡されるというのに福島県では情報公開しないと自分の検査結果であるソナー画像をもらえないのだ。

 全体として、福島の検査結果も長崎などの検査結果も両方ともあまり信頼性がないのではないだろうか。福島での検査は異常なしであるA1判定があまりに多すぎる。多分かなりの数の見逃しがあるはずだ。長崎などの検査は、検査対象者をどう選んだのかの公開がない。更に、事前に検査手順の徹底と言うことをやっていて、福島県での検査と同じような形で長崎などでの検査をやったというのだから、その検査手順自体を公開するべきだ。ソナーはどの程度の時間患部にあてていたのか、検査結果の画像はプリントして受診者に渡していたのかなどは少なくとも公開が必要だ。



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