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2013年11月19日火曜日

アンガマ隊長がビザなしで滞在・移住が出来る「スピッツベルゲン島」を現地視察中

《世界飛び地領土研究会ホームページより》

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Lake/2917/zatsu/iroiro.html

日本人が海外で暮らすには、どこへ行くにしてもその国の許可が必要ですね。観光目的ならノービザで行ける国もあるけど、滞在期間が決まっています。そんな中で「好きなだけ勝手に居てもいいですよ」という場所が2つあって、1つはどこの国の領土でもない南極。そしてもう1つがスバールバル諸島
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AB%E8%AB%B8%E5%B3%B6
で、一体どこにあるのかと思えば、北極。「北極だから、やはりどこの国の領土でもないのか」といえば、そういうわけではない。

スバールバル諸島はれっきとしたノルウェー領だが、1920年のスヴァールバル条約
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%AB%E6%9D%A1%E7%B4%84
で、条約国(日本も)の国民は、島で自由に滞在したり、工業、鉱業、商業などの事業を営んでも良いことに決められている。だから滞在どころか、ラーメン屋かなんかを開いてもいいわけですね。



《アンガマ隊長
https://twitter.com/Angama_Market
による現地報告》


ついに北極に到着。途中の道程とここまでの印象などをまとめます。


【オスロー空港~スヴァールバル】(9:55~13:55)

まずオスロー空港
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%AD%E7%A9%BA%E6%B8%AF
では国内線扱い。搭乗時刻の1時間くらい前に突然ゲートが変わってちょっと焦りました。

搭乗口はメインの路線から少し離れたところに設置。他の乗客も地方に帰る人みたいな雰囲気でした。

オスローで出国スタンプを押されるものとばかり思っていたのですが、実は途中トロムソという空港
http://youtu.be/Vj0eQVhJfFE
で一時着陸。半分くらいの人がそこで離脱して、Svalbardに行く人のみ出国手続きという感じでした。

飛び始めて約2.5時間でトロムソ到着。オスローよりもだいぶ雪っぽいもののまだ太陽は出てる状態。トロムソに飛行機がとまってるのは35分間だけなので、飛行機を降り、一瞬空港に入ってパスポートコントロールを済ませて飛行機に戻る感じ。

ほとんどの人はノル人なのでほぼ素通り。ぼくの時には
「Tourist?」
「Svalbard?」
「When did you arrive at Oslo」
という質問のみ。Svalbardしか行き先がないのになんで聞いてくるのか分からないようなこの謎な感じがいつも苦手ですが、穏やかな感じのおばさんでした。

トロムソの空港はこじんまりとしつつもスーパーやカフェ、レストランもたくさんあって非常に綺麗。

再搭乗のための搭乗口には結構人が溜まっていて、その中にはタイ人と中国人(女性)のような人物もいました。この中国人の女性はなぜかタンクトップだったのが目に焼き付いています。

そこからスヴァールバル(Longyearbyen)までは約1時間30分。空き席状況は10%程度でした。

最初に乗った時にぼくの席にクッキーの破片が散らばっていて、席を変えてくれないか頼んだのを”窓側の席に座りたい坊や”と勘違いされたのか、なぜかスチュワーデスさんがぼくのところに来て”あっち側は窓の席が空いてるわよ”と教えてくれました。

機内食はなし。コーヒーのみ。

スチュワーデスさんもそうでしたが、なぜかアフリカ系の黒人(美女)が全体の5%くらいいました。

途中から窓の外が暗くなっていき、完全に夜状態に。

ランディングは結構ハードで、これを書いてる今でもなんかユラユラきてます。



【Longyearbyen空港】

そして上陸。

http://youtu.be/24kAEyiozJ4

適当に滑走路の途中で降りてそのまま空港の中に歩いて入っていく感じでしたが、やたらテンションの高いスタッフが旗を振りながら歓迎してくれました。

そのまま倉庫に入るみたいな感じで空港に入るともう荷物を受取る場所。

http://youtu.be/BlpQu_m1-qk

パスポートコントロールなし。ノルウェーを出て、そのままどこにも入国しない状態になるという情報は本当でした。テンションマックスです。

空港はデカイ一部屋の倉庫みたいな感じでしたが、一応レンタカーサービス、警察(閉まってた)、インフォメーションセンター、チェックインカウンターなどがありました。

久しぶりの再会的な感じの人達が多かったです。



【Svalbard市街地へ】

空港を出ると目の前に町中へのバスが停まっていて、そのまま主要なホテルなどを循環していく
http://youtu.be/JNLMxuvilUQ
感じでした。一回60NOK(約1000円)。昨日のオスロー空港からのシャトルバスは一回70NOKだったのでちょっと安いです。タクシーを呼ぶことも出来るらしいです。

気温は約-9℃。風が全くないのでダウンジャケットとヒートテックのズボンで十分でした。ちなみにこの時の服装は

(上)
Tシャツ
長袖シャツ
カーディガン
ストゥール
ダウンジャケット
サングラスw

(下)
ヒートテック
ジーパン
靴下(一組)
ブーツ

(着てないもの)
帽子
手袋
耳あて
ゴーグル
カイロ
マスク

バスに乗ること約10分、ホテル到着。粉雪なのでスーツケースには車輪よりスキーがあったほうが役立ちそうです。積雪量は20cm程度。凍ってないのであまり滑らないです。

途中の道では50m間隔程度で対向車とすれ違いました。雪煙をあげて結構速度出してる感じ。車種は普通の乗用車、4DW、トレーラーなど。パトカーや救急車は見ません。

海沿いを走った時にコンテナがたくさん並んでいて、Hyundaiと書いてあるのが見えました。

ホテルはモダンなロッジのような作りで、レストランやカフェなどは併設されていませんが一応コーヒー、お茶は飲み放題。

20代のギャル(失礼)みたいなのが二人で働いていました。完璧な英語でかなりしっかりした印象。オスローに着いてからここまでのところ、会う人全員完璧な英語使い。

彼女らはノルウェーの携帯キャリアを使っていて、スヴァールバルでも普通に使えるとのこと。

また海外のホテルでは通常チェックイン時にパスポートを見せるのですが、スヴァールバルでは”要らないとのこと(感動)”。

スヴァールバルでの伝統として、入館時には靴を脱いで欲しいらしいです。ドリンクバーや下駄箱があることからして、確実に治安はよさそうです。

”ダウンタウン”に面しているので道を挟んだ向かいがレストラン(2軒)になっています。今から早速行ってみようと思います。



やきとりのいない八月

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